Switch sdカードにインストールしてあるゲーム、アップデータ、DLCをNSPとしてダンプする方法 (SwitchSDTool )
前回、ゲームカードをNSPとしてPCレスで抽出するツール
『NXDumpToolの使い方』に関して記事を書きましたが、
この方法ではDLCをダンプする事ができませんでした。
私の環境はSDパーティションにCFW(DeepSea v1.81)をインストール済み
、OFWのバージョンは11.0です。
OFW側はNintendoネットワークに繋いで、CFW側はインターネットのみ接続して
Nintendoネットワークはオフラインで使用しています。
このツールならゲームがインストールされていなくても
バックアップできます。
こちらを参考にして導入しました。
■必要なもの
・biskey
・PRODINFO.bin
・prod.keys
1. 『biskey』を取得するための手順です。
下記リンクよりbiskeydumpをダウンロード&解凍
ダウンロードし解凍したbiskeydumpv9フォルダ中の
biskeydumpのペイロード『biskeydump.bin』を
RCMモードで起動した本体に送信。
nintendoswitch-hack-guide.blogspot.com
本体画面にBiskeyが表示されます。
表示されるBis Keyをメモするか、表示されているQRコードをスマホか
何かで読み取り、表示されるテキストを保存してPCに送ってください。
2.『PRODINFO.bin』を取り出すための手順です。
※この作業は本体がブリックする可能性があるため、事前にNANDのバックアップ
を行ってください。
下記リンクよりmemloaderをダウンロード&解凍
ダウンロードし解凍したmemloader/sampleフォルダの中の
ubootフォルダと、ums_emmc.iniとums_sd.iniをsdカードの
ルートに保存。
本体をRCMモードで起動
memloaderのペイロード『memloader.bin』を本体に送信。
音量ボタンを押してカーソルを移動させて
本体に表示されたums_emmc.iniを選択する。(電源ボタンで決定)
ums_emmc.iniを選択すると「フォーマットしますか?」のメッセージが
出ますが、キャンセルを選択して下さい!
メッセージが出ない場合はそのまま進んで下さい。
※ここを間違えると本体が壊れます!
下記リンクよりHacDiskMountをダウンロード&解凍
HacDiskMount.exeを起動します。
File→Open physical driveをクリック。
ひらくと上記のような画面が表示されます。
リストからPRODINFOをダブルクリックします。
先ほどメモしたBIS Keyを使用します。
BIS Key0のCrypto、Tweakをそれぞれ入力します。
Keyを入力し終わってからTestと押すとVerify(キーが正しいかどうかのテスト)
を行なってくれます。
Dump to fileからStartを押すとPRODINFO.binというファイルが生成されます。
次にSYSTEMをダブルクリックし、今度はMountを選択します。
今度はBIS Key2のCrypto、Tweakをそれぞれ入力します。
少しウィンドウがかたまるかもしれませんが、ちゃんとマウントできるはずです。
フロッピーディスク(A)としてマウントされますので、マイコンピュータから
アクセスできます。
本体はそのままで、sdカードを本体から外し、カードリーダーか何かで
PCに読み込ませる。
いよいよ最後の仕上げに入ります。
prod.keysは私は事前に吸出していましたので、それを使用しました。
下記リンクからSwitchSDToolをダウンロード&解凍
解凍したSwitchSDToolのフォルダ内に『PRODINFO.bin』と
prod.keysを『keys.txt』にリネームし、設置する。
SwitchSDTool.exeを起動し、Select SD FolderにSDカードのルートを選択
Select System PathにSYSTEMをPCにマウントしたフロッピーディスク(A)を選択
Find SD Keyをクリック
Extract Ticketsをクリック
Decrypt NCAsをクリック
Pase NCAsをクリック
これでゲームがリストに表示されます。
あとは 指定したフォルダに保存で完了です。
Switchエミュレーター Ryujinxの導入
Switchエミュレーターは『yuzu』以外に『Ryujinx』というのが
あるようで、yuzuで動作しないソフトが動いたりするそうです。
早速、導入してみました。
エミュレーターの導入に使用するPCのスペックは以下の通りです。
・CPU:intel (R) Xeon(R) E-2224G CPU @3.50GHz
・メモリー:16GB
・グラフィックメモリー:NVIDIA Quadro P620(2GB)
・OS:Wondows 10 Professional (64bit)
こちらのサイトを参考にしました。
●Ryujinx導入に必要なファイル
prod.keys
Switchのファームウェア
尚、prod.keysとファームウェアのバージョンは合わせるようにとの事です。
●Ryujinxのインストール
任意のフォルダに展開するだけでOKです。
フォルダ内の『Ryujinx.exe』を実行します。
prod.keysがありませんよ?的なダイアログが表示されるので
とりあえずOKをクリックして閉じます。
メニューのFile > Open Ryujinx Folderをクリックします。
表示されたフォルダにあるsystemの中にprod.keysを入れます。
Ryujinxを一旦終了させて再起動します。
●ファームフェアのインストール
メニューのTools > Install Firmware > 用意したファームウェアのフォーマットに
合わせてどちらかを選択してインストールします。
インストールが完了しました。
設定は
- System Region
Japan - System Language
Japanese - System TimeZone
デフォルトで入力されているUTCの部分を削除するとプルダウンメニュー的な感じでズラーっとリストが表示されます。Japanを選択します。
その他の設定はデフォルトのままで使用しています。
動作を確認しましたが、yuzuでは動かなかったソフトが結構動きました。
三国志13 with パワーアップキット、信長の野望 大志 with パワーアップキット
三国志14 with パワーアップキットなど少しカクツキますが、動作します。
動作がもう少し早くなると完璧です・・・。
ここまで再現できるのは凄いですけどね。
Switch ゲームカードをNSPとしてPCレスで抽出するツール NXDumpToolの使い方
今回は、ニンテンドースイッチ本体でXCI&NSPダンプ&ゲームカードを
NSPとしてダンプなどができるnxdumptoolを紹介します。
こちらの記事を参考に作業を進めました。
私が導入したKosmosには初期状態から同梱されているので
特に新しくダウンロードする必要はないです。
●Ticket
Ticketはゲームカードごとに固有のものであり、ゲームのインストール時に本体に
保存される証明書です。
逆に言えば、同じTicketをもつゲームが同時に起動しているということは、
誰かがゲームカードをコピーして海賊行為を働いているということです。
これが任天堂に検知されるとソフトBANされます。
●nosigpatch
TicketがないNSPは本来はインストールすることができませんが、
それを回避するためのKosmos用のパッチ(sigpatch)があります。
*本体のファームフェア10.0以上には対応していないとの事ですが
対応させるやり方があるようです。
やり方は別記事に書きます。
nosigpatchがあればticketがないNSPもインストールできます。
ダンプが完了してPress any button continueと表示されたら適当なボタンを
押せば他の作業を継続できます。
●XCIはSDカードの中のnxdumptool/XCIフォルダの中
●NSPはSDカードの中のnxdumptool/NSPフォルダの中
●HFS0はSDカードの中のnxdumptool/HFS0フォルダの中
●ExeFSはSDカードの中のnxdumptool/ExeFSフォルダの中
●RomFSはSDカードの中のnxdumptool/RomFSフォルダの中
●証明書はSDカードの中のnxdumptool/Certificateフォルダの中
Switchエミュレーター yuzuの導入
エミュレーターの導入に使用するPCのスペックは以下の通りです。
・CPU:intel (R) Xeon(R) E-2224G CPU @3.50GHz
・メモリー:16GB
・グラフィックメモリー:NVIDIA Quadro P620(2GB)
・OS:Wondows 10 Professional (64bit)
yuzuの導入には以下のファイルが必要です。
・prod.keys
・title.keys
以下のサイトからダウンロードしてください。
Windows版とLinux版があるので間違えないよう注意してください。
一度yuzuを起動した事でユーザーフォルダが自動的に作成されているはずです。
そこで次は以下の場所を開いて事前に用意しておいたprod.keysとtitle.keysを
その中に入れます。
C:\Users\@ユーザー名@\AppData\Roaming\yuzu\keys
日本のソフトを動かすには「Emulation」⇒「Configure」から
Syatem Settings のタブでこのように設定します。
- Language
Japanese (日本語) - Region
Japan - TimeZone
Japan
私はSyatem Settings以外はデフォルトのままで使用しています。
いくつかソフトを動かしてみました。
あつ森は問題なく動きました。
『ゼルダの伝説夢をみる島』は表示がおかしくなっています・・・。
その他のソフトは都度、動作検証していきたいと思います。
ゲームカード、ダウンロードしたゲームを 吸出し ダンプ nonpdrm インストール編(3.60/3.65/3.67/3.68 対応)
この手順はバックアップしたゲームデータを、偽ライセンスを用いてインストールする
手順です。
こちらの記事を参考にしました。
●手順
1.VitaShellを起動する
2."ux0:app/" にタイトルIDフォルダを配置
3."ux0:app/タイトルID/sce_sys/package/work.bin" がある場合は削除
(work.binが既に偽ライセンスな場合は手順3~5をスキップ)
4."ux0:app/タイトルID/sce_sys/package/" に偽ライセンスを配置
5.手順4の偽ライセンスをwork.binにリネーム
6.VitaShellで表示している場所がhome以外の場合はhomeに戻る
※homeはパーティションの一覧の事。
7.△ボタンを押し、"Refresh LiveArea" を実行する
"Refreshed x items" (xは数字) と表示され、xが1以上なら何かがインストールされたと
いう事。
xが0なら、バックアップが壊れていたり、work.binが偽ライセンスでない可能性が
あります。
8.VitaShellを閉じ、ホーム画面にバブルが追加されているか、それが起動できるか
どうかを確認する。
ゲームカード、ダウンロードしたゲームを 吸出し ダンプ nonpdrm編(3.60/3.65/3.67/3.68 対応)
こちらのサイトを参考にしてゲームを吸出しを行いました。
こちらのサイトからnonpdrm.skprxをダウンロードします。
●手順
1.nonpdrm.skprx をダウンロードして "ux0:tai/ にコピー
2."ux0:tai/config.txt" に以下を書き足す
ux0:tai/nonpdrm.skprx
3.Vitaを再起動する
●ゲームカードのバックアップ手順
1.ゲームカードをVitaにセットする
2.ゲーム(ゲームカード)を起動する
3.PSボタンでLiveAreaに戻り、VitaShellを起動する
4.(ゲームのタイトルIDを把握していない場合は)
"gro0:app/タイトルID" でゲームカードのタイトルIDを把握する
5.ux0にnonpdrmフォルダが作成されているか、その中に偽ライセンス(rif)が作成
されてるかを確認する。
※"ux0:nonpdrm/license/app/タイトルID/6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif"
※作成されていない場合はNoNpDrmが動作していないのでconfig.txtの記述を
見直してください。
6.("gro0:acinst/タイトルID/DLCのID" 或いは "gro0(grw0):addcont/タイトルID
/DLCのID" が存在する場合は)
DLCの偽ライセンス(rif)が作成されているかを確認する。
※"ux0:nonpdrm/license/addcont/タイトルID/DLCのID
/6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif"
7.以下の、存在するディレクトリ/ファイルをバックアップする
・gro0:app/タイトルID
・gro0:addcont/タイトルID
・gro0:acinst/タイトルID ("ux0:addcont/タイトルID/" にインストールされるので
そちらをバックアップでも良い)
・grw0:patch/タイトルID
・grw0:addcont/タイトルID
・grw0:savedata/タイトルID
・ux0:nonpdrm/license/app/タイトルID/6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif
・ux0:nonpdrm/license/addcont/タイトルID/DLCのID
/6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif
8.手順7でバックアップした appのタイトルIDフォルダ の "/sce_sys/package/" に、
手順7でバックアップした appの偽ライセンス をコピーする
("バックアップ先: .../app/タイトルID/sce_sys/package
/6488b73b912a753a492e2714e9b38bc7.rif")
9.手順8でコピーした偽ライセンスを work.bin にリネーム
("バックアップ先: .../app/タイトルID/sce_sys/package/work.bin")
以上でゲームのバックアップは完了です。
次回はバックアップしたゲームをインストールする手順について
記事にします。
PS3エミュレータ 『RPCS3』の使い方と起動検証
PCでPS3を動かせる、PS3エミュレータ 『RPCS3』の紹介です。
私が使用しているPCのスペックは
・CPU:intel Core i7-2860QM @2.50GHz
・メモリー:8GB
・グラフィックメモリー:NVIDIA GeForce GT555M(3GB)
・OS:Wondows 10 Professional (64bit)
このスペックのPCでゲームデータのROMファイルが有れば起動することが出来ます!
(ROMファイルは実機から吸い出し可能です。)
このエミュレーターを使用するためにはランタイムとRPCS3自体とPS3のフ
ァームウェアが必要になります。
●Visual C++のダウンロード
最新のサポートされる Visual C++ のダウンロード
●RPCS3のダウンロード
先ずはRPCS3本体のダウンロードをしましょう。
RPCS3のHP→
●PS3 Firmwareの導入
RPCS3の起動にはPS3公式のFW(ファームウェア)が必要ですのでダウンロード
しておきましょう!
RPCS3で「File」→「Install Firmware」→「さっきDLした、PS3UPDAT.PUPを選択」
でインストールします。
ゲームの起動は、「OPEN」からファイルの選択で起動したいゲームの
「PS3_GAME」フォルダーを選択しましょう。
選択するとウインドウがたくさん出てきます。
コレは「システム構成モジュール」を読み込んでいるところなので驚いて
「✕」を押さないようにしましょう。
ウインドウが大量に出てくるのは、そのソフトの初回起動時にのみ出てきます。
次回起動時にはかなり数が減ると思います。
ちなみにこれらのウインドウが出てる時基本CPU使用率はMAXに近いです。
すべての処理が完了すると起動するはずです。
画像は、三国志12 with パワーアップキットを起動したところです。
起動はできましたが、ゲーム開始のシナリオを選択する画面がおかしくなっていて
進めていくことができません・・・。
残念ながら、エミュレータの改良を待つしか無さそうです・・・。