PC-98 神々の大地~古事記外伝~ プレイレポート①
PC-98のみで発売されたリコエイションゲーム第6弾『神々の大地~古事記外伝~』
のプレイングレポートをお送りします。
コアすぎて、コンシュマー用のソフト化はされていません。
そのせいか、中古ショップでの価格も高騰しているソフトです。
テーマは『古事記』に記されていながら、『日本書紀』には含まれなかった、
物語的にみて面白い部分——大国主神(オオナムヂ、ヤチホコノカミ) の話が
舞台です。
これらの物語は、複数人物の伝記・伝承を集めて1人の主人公としたと思われ、
そのため豊かな人物像と地域色を持ちます。
ギリシャ神話・北欧神話をモチーフにしたゲームは多くありますが、
日本の神話の時代を扱ったゲームはあまり目にしません。
『古事記』を基本に、外伝的な要素もずいぶん盛り込まれ
RPGとシミュレーションの要素を合わせ持った、
リコエイションゲームならではのプレイの自由度の高いゲームです。
■ゲームの目的
恵みと知の象徴のアマテラス。
争いと力の象徴のスサノオ。
2人の神が拮抗する時代、主人公のオオナムヂは、アマテラスから「葦原中国を平定せよ!」と
使命を受けます。
葦原中国は、人々の争いにより荒廃の一途をたどっていました。
欲望にかられた人々は、スサノオの強大な力を欲するようになっていきました。
その信仰心ともいうべき渇望により、今まさにスサノオが復活しようとしているのです。
スサノオの復活を阻止するためには、葦原中国を平定し、争いのない世界を創らねばなりません。
■最終目標
最終目標は、30ある村をすべて治めて、それぞれの村の人口を
平均で約3,000人以上にすることです。
■序盤
スサノオがはるか昔に封印されたという黄泉比良坂に向かい、
2つの神器を手に入れなければなりません。
この神器こそ大国主の証なのです。
神器を手に入れるには、それを守る怪物と戦わなければなりません。
ただ、1人で戦うには危険が多過ぎます。仲間をパーティーに加えて戦っていきます。
■イズモの村
アマテラスから使命を受けたオオナムヂは、イズモの村にやってきた。
村に入ると、戦争の準備をしている兵士たちに出会う。
村長のタケヒラトリが人が変わってしまったようになってしまった。
まるでスサノオに憑かれているように。
昔は民のために良く尽くしてくれ、タケヒラトリも村長らしかった よう。
先日、黄泉比良坂に怪物が出るという噂を聞いて、確かめに向かってから、
おかしくなってしまった。
タケミナカタという者が仲間に加わる。
村長のタケヒラトリに話しかけると、戦闘が始まる。
戦闘に勝つと、イズモの村を統治する事になる。
序盤はこんな感じでストーリーが進んでいきます。
続きはプレイレポート②にて